【東京大学院合格者が教える】超効率的な学習方法
こんにちは。じゅんたろうです。
今回はこれまで私が伝えてきた効率的な学習方法をまとめて伝えたいと思います。
志望大学に合格したい、資格を取得したいなど学習は人生のテーマの一部になることが多いです。そのお力に少しでもなったら嬉しいと思います。
私は東京大学大学院に合格し、IT系の資格も5つ保持しています。
ある程度信憑性のある内容だと思いますので、いい内容だと思った箇所があったら是非実践してみてください。
- ①学習の秘訣は巧遅拙速
- ②過去問から始まり過去問で終える
- ③参考書を読んだら必ず思い出すこともセットで行う
- ④記憶は網目状に構築するイメージで
- ⑤毎回ノートを開く必要はない
- ⑥スケジュールはうまく行かないことを想定して立てる
- ⑦やる気が起きなくても参考書を開いてみる
①学習の秘訣は巧遅拙速
皆さんは巧遅拙速という言葉を知っているでしょうか。
この言葉の意味はどんなに巧なものでもスピードが遅いとあまり価値はなく、それよりは多少拙くても、早く出来上がったほうが価値が高いということわざです。
実は学習でもこれが当てはまります。
参考書を1周するのに丁寧に時間をかけて行うよりも、素早く3周したほうが同じ時間だったとしても後者のほうが脳に残りやすいのです。
さらに良いところを挙げるとこの考え方は学習がとん挫することを防ぐ役割も果たしてくれます。
一番学習がとん挫する理由として挙げられるのは、理解できない箇所に時間を浪費してスケジュールが狂い、もうやめようと諦めてしまうことだと思います。
しかし、初めから参考書を複数回行うという心持ちでいれば、仮に1周目に分からないことがあっても「後でまた戻ってくるから大丈夫だろう」という風に考えられるので、精神的負荷も下がります。
そもそもの話をしてしまうと、人間の脳は1回では完全に覚えることはできません。
2回、3回と繰り返し実施していくことで、記憶が構成されていきます。
そういった脳の仕組みからしても理にかなった学習方法だと思います。
1回を丁寧に行うのではなく、複数回をスピードを上げて行うほうが記憶に残りやすいので実践してみてください。
②過去問から始まり過去問で終える
学習は過去問を解くことから始めるのがお勧めです。
いきなり過去問を解いたってできるわけないよという声が聞こえてきそうですが、
過去問を解ける必要はないので安心してください。
ここでの目的は、過去問を解くことによって目標(合格)と自分がいる位置の距離が明確にすることです。
しっかりとゴールまでの距離を見極めないと余計な努力や遠回りをしてしまうので、まずは過去問を解いてどのくらいのレベルの問題が出題されるのか、何%程度回答出来れば合格できるのかをつかむことは重要です。
そこから逆算して、スケジュールを立て、試験直前に過去問を徹底的に解いて完全に理解して試験に臨むようにするのが合格までの基本的なロードマップとなります。
私が東京大学大学院の試験に向けて勉強した際は毎日夜寝る前に必ず過去問を眺めていました。ここがゴールなんだと自分に刷り込むために実施していた行動ですので、知識は増加しませんでしたが、モチベーション維持と解き方の復習にはなっていたと思います。
③参考書を読んだら必ず思い出すこともセットで行う
参考書を読んで終わりというのは、ほとんどの場合効果がありません。
大切なのは思い出すことが出来ることです。
読んだだけでは本当に頭に入っているか分かりません。
そのため、問題演習をして思い出すという行為を強制的に発動させるのですが、
問題演習も積極的に取り組むべきですが、電車に乗っている時や隙間時間にはあまり効率的ではないと思います。
そこでお勧めなのは、夜寝る前や電車に乗っている間などの隙間時間に今日・昨日学習したことを自分に問いかけてみるのが良いと思います。
ここで思い出せれば記憶に残っているということになります。
問題を解く際は解き方に合わせて知識の活用法を覚える必要がありますが、
最低限この方法を実施すれば記憶に残っているものを洗い出せるかつ、思いだすことで記憶が強固になりますので有効だと思います。
④記憶は網目状に構築するイメージで
「網目状に構築する」というのがいまいち分かりづらいと思いますので解説しますね。
簡単に言うと複数の切り口から思い出せるようにするということです。
例えばリンゴ、バナナ、オレンジ、トマト、カボチャ、ニンジンを覚えるとします。
この際に単純に何も意味がなく暗記するのは難しいので、色でグルーピングしてみます。
赤色:リンゴ、トマト、ニンジン
黄色:バナナ、オレンジ、カボチャ
覚えるワードを色という切り口でグルーピングし思い出せるようにします。
他にもフルーツと野菜というグルーピングも可能です。
フルーツ:リンゴ、バナナ、オレンジ
野菜:トマト、カボチャ、ニンジン
今回は覚えるワードをフルーツか野菜かでグルーピングして、思い出せるようにします。
このような感じで、様々な切り口でグルーピングして覚えていくと記憶が一つのルートから思い出すのではなく、様々ルートから思い出すことが可能になるので、かなり強固な記憶が構築されます。
参考書に出てきた順に覚えるだけでなく、自分の中でグルーピングを複数作成し覚えていくのがお勧めです。
⑤毎回ノートを開く必要はない
ノートを開くのは何かを書くことが、実際の試験で求められる場合で十分です。
例えば計算問題は本番でも計算する際に実際に計算式を書くのでノートを開いて勉強する必要はありますが、単純に暗記した知識を引き出すだけの問題の対策であれば、ノートを開いて机に向かって学習する必要はないです。
自分が一番集中できるスタイルで学習するのが重要です。
⑥スケジュールはうまく行かないことを想定して立てる
スケジュールには必ず予備日を組み込むことをお勧めします。
なぜなら、スケジュール通りいくことのほうがまれだからです。
やる気が起きなかったり、急な残業が入ったりして、予定通りに学習できないことが往々にしておきます。
その際にびっしりと学習スケジュールを組んでしまうとリカバリーが大変になります。
最悪のパターンはスケジュールの立て直しが出来ず、あきらめるというのが起こることです。
そうならないためにも、スケジュールにはある程度余裕をもって立てておいて、精神的・肉体的に余裕があったら先へ進める、疲れていたら休むのような形で選択できるようにしておくのが良いと思います。
⑦やる気が起きなくても参考書を開いてみる
必ずといっていいほどぶつかるのは、やる気が何となく出ないという問題です。
こういうときは思いっきり休むのもいいですが、そればかりではリカバリーにエネルギーを使う必要が出てきます。
なのでこういう時はとりあえず参考書を開くだけ開いてみるのがお勧めです。
人間不思議なもので、一回開くと意外と学習のスイッチが入って長く続けられたりします。
精神的負荷を下げるために、開いたらそこで今日の勉強はしなくてもいいみたいなルールを設けておいて、自分をだますのは効果的です。
そういったルールを設けていても、一度開くと結局やってしまうので、最初の学習の入りをスムーズにするにはお勧めです。
参考になったら嬉しいです。